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ʼapelila(アペリラ)


“天然酵母の風味や香りが味わえるベーカリー”


京都はパンの消費量が日本一の都市です。

街にはたくさんパン屋があり、京都に住む人の多くは、それぞれに毎日欠かせないパンがあるのではないでしょうか?


そんな中でも今回ご紹介したいのが、伽藍下鴨から徒歩10分の所にあるベーカリー、ʼapelila(アペリラ)です。


御蔭橋を東に渡り、御蔭通りとの交差点の北側にある’apelila

通りを挟んだ向かいには高野川が流れており、春には美しい桜並木が楽しめます


もともとは2007年から、オーナーの高橋さんがご自宅でパン教室をされたのが始まりです。

人気を集めたパン教室は、ひと月で60人もの参加者が集まるほどだったそうです。


そんな中、パンの販売や教室、またお客様がゆったり過ごせるカフェができる場を探していた所、今の場所に出会い2015年の9月に’apelilaをオープンしました。

ちなみに、‘apelilaという名前気になりませんか?


高橋さんがパン教室を始めたのは4月だったそう。4月といえば「始まりの季節」。

楽しいことの始まりや、人と人との出会いの始まり、そして‘apelilaの始まり。

その想いから、ハワイが大好きな高橋さんは、ハワイの言葉で4月を意味する”apelila”をお店の名前にしたそうです。


アペリラのパンの特徴といえば、季節の食材を使った天然酵母、そしてなんと言っても卵とバターを使っていないという所です。

18年間継ぎ足しているイチジクの自家製酵母、地元産にこだわった京都産全粒粉、手絞り菜種油など、ごまかしの効かない良い素材を厳選して使っています。

その結果、バターや卵を使わず、酵母そのものの風味をいかした、味わい豊かなパンが生まれました。





店内にはパンの他にも、京都産全粒粉で作ったスコーンやクッキー、京都のお野菜や厳選されたオーガニック食品が並びます。


気候が日々変化するように、酵母の状態も日々変化します。

身体に良い、自然のものを自然に任せたパン作りは、常に酵母のご機嫌を伺うことが必要不可欠なのだそう。

焼き上がった後も酵母は発酵を続けるので、パンは日ごとに旨味を増します。

店内には小さな中庭のあるカフェスペースでお好きなパンと自家製発酵食品で作ったランチプレートが頂けます。


最後に、「京都のおすすめの過ごし方はなんですか?」高橋さんに聞いてみました。


”京都には、季節ごとに自然を感じることのできるスポットがありますが、椿の寺とも称される霊鑑寺の庭園を静かに眺め、心を休める時間が特に好きです”


と、教えて頂きました。


初春の椿と晩秋の紅葉が美しい霊鑑寺は、春と秋の特別拝観期間のみ寺内が公開されています。

お話を聞きにお店に行った日も店内にはパンのいい香りと、お客さんの笑顔が溢れていました。

酵母の風味や香りを楽しめる‘apelilaのパンをぜひ味わってみてください。

 

‘apelila(アペリラ)

〒606-8101 京都府京都市左京区 高野蓼原町36−3

10:00-16:00

定休日:月・火・日曜不定

※掲載の内容は、記事公開時点のものです。変更される場合がありますのでご利用の際は事前にご確認ください。

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